niseko classic2022 150kmレースレポート(19−34 AGE:52)

今回は、いよいよニセコクラシック150km部門に参加したレースレポート的なやつを書いてみようと思いますwww

 

皆さんどうも、平坦番長です!!

無謀にも『本格山岳コース&初めてのロードレースで150kmを走ろう!! しかも、2600m up!!』

 

なーんて、考えている人は少ないと思いますが、登りが苦手なロードレース初心者の全国のデブロードバイク乗りの皆さんに参考になればと思い記録しておこうと思います👍

 

 

 

まず初めに結果とスペックからw

 

〜結果〜

 

結果はAGE 19−34クラスで52位(出走82人、完走77人)ギリギリリザルト1枚目には乗れずww 悔C〜。

下から数えた方が速いというお世辞にも、強いとは言えない順位www

 

〜スペック〜

番長:180cm 70kg FTP329w(4.7w/kg)

レース1ヶ月前に、まさかの相棒(VENGE)が廃車になるという、緊急事態になりコンポ載せ替えのため、レース当日まで3週間まともに乗れず、、、

自暴自棄になって毎日ビールとポテチを決めていたらFTP350w→329w 65kg→70kgに一気にリバウンドしたwww 65kgをキープしていたらいい感じの順位に食い込めていただろうけど精神が崩壊したので致し方無し🤮 来年は頑張って絞ろうと思ったw

 

試合当日の寝起きのワガママBODY😬

 

バイク

フレーム:ターマック(SL6)元々105組のエントリーフレーム 54size

コンポ:ほぼテグラ仕様(クランク、RD:9100デュラ、キャリパー前後9200デュラ)

ホイール:ボーラWTO45mm

ハンドル:エアロフライ2(420mm)

ステム:シマノバイブ110mm

サドル:えすわろーみん

タイヤ:コンチネンタルグランプリ5000クリンチャー25c、(F:5.0bar、R:5.2bar)

 

たしか、この仕様でペダル有り、サイコン無しで8kgだったはず。

直前にネオ自転車shopマイヨでゴリゴリに仕上げてもらったので、戦闘力は相当上がっていたw

今回のレースで特に車体に不満は無し、強いて言うなら下りではエアロの方が分があったかな〜と、例え6.8kgの車体であっても番長がデブな故、『登りが楽になる』なんてことは1mmもなかったであろうw

やっぱエアロよエアロwww

※やっぱ赤はカックィ〜NE!!

 

※背番号11 !!

 

今回初めてのロードレースであったため、準備物に入れた方がいいリストとして以下の3点があった。

・ゼッケンプレートホルダー

・ニッパー

・両面テープとビニールテープ

ロードレース常連の皆さんなら今更!?って感じであろうが初心者の番長はチャリ持って行けば走れるっしょwwwぐらいの甘ちゃんであったため上記の3品で同行している人たちにお世話になりました。 まずゼッケンプレートホルダーこれは自身のバイクにゼッケンを装着するのに必要であった。主催から結束バンドが支給されるが、上手く真ん中に固定出来ずペダリング時に太ももにサワサワあたり終始気が散るような状況であったw

ニッパーは結束バンド切るためねw

両面テープは背番号を安全ピンで止める前に両面テープでジャージに貼り付けた後に安全ピンで止めた。 安全ピンは基本どの大会も4本しか支給されずそれだけだと、隙間ができゼッケンがパラシュートの役目をするため密着させるのが目的だそう。 今回下りでは90km近い速度がでたためゼッケンがパラシュートしたらもっと遅くなっていただろう🤦‍♂️

 

下が苦手な人はいらんかも!!www

 

ビニールテープはポンダーをフォークにつける際に使用した。 1つはフレーム保護、もう一つは上から巻き付けてエアロ効果狙い。 今時の流行りはラテックスチューブを巻くのが流行りらしいが初心者は持ってないし、ビニテでいいと思う。

 

 

 

今回ニセコを走るにあたり、一度もコースを走ったことがない番長は不安であったが、金曜日にゴールから車で約20km逆走し、黄金温泉付近の登り坂、危険ポイントを確認し、前日土曜日には順方向にパノラマラインの入り口まで試走した。

 

 

前日の走行データ

 

 

30kmちょい走ってサクッと戻ってくるか〜wwwといつものノリで黒鬼(中尾さん)と走りに行くとスゲ〜登るコースで、普通に3hぐらい走ることになったw

失敗した〜とも思ったが、実際に最初の勾配がキツイ下りを実際に走行できて本番ではアドバンテージになったので、まーよしとしよう。

 

〜レース当日〜

いよいよ本番、結論から言うとレース以前に今回は自己管理能力の低さが仇となり完全に失敗した。 特に補給が完全にダメダメだったので長距離のロードレースに参加される方は参考にしてほしい。

 

朝4:00起床

5:00受付開始、6:15出走で150kmのレースとなるため、いつも練習している時間とカロリー(3h、2300~400kcal)を目安にカロリーを補給しなければならないと判断していた。当然レースになると強度が上がるため、3000〜3500kcalと想定。

朝起床後、フランスパン800kcal ヨーグルト小×2(120kcal)、カフェイン目的にエナジードリンク150kcalほどを補給する予定であった。

 

ここで大しくじり① :フランスパンをチョイスしたのが大間違いであったwww

 

少年悟空が背中に背負うレベルのデカさのフランスパンをチョイスしたが故に、食べるのがキツイのなんのww おまけに硬く、顎が猛烈に疲れ、半分しか食べることが出来なかった。。。

ここで、摂取カロリーが想定の半分程に、、、🤮

ヨーグルトをチョイスしたのは良かった、出走は6:15であったが宿で2回の減量に成功することができた。

時給系のスポーツではカーボローディング(炭水化物の摂取)がパフォーマンスに大きく繋がることは百も表知だし、その目標カロリーまで確実に把握していたが、やはり卓上の知識となり実践では大きく失敗してしまった。

皆は、自分が米なのか、パンなのか、麺なのかレース前のカーボチョイスをミスらないようにね!! 番長は今回の一件で一番食べられるのは前夜『 米 』、当日『 麺 』だったと把握。

今後のロードレースのルーチンにしなければならないと学んだ。。😅

 

※この時点で既にレースからは離脱していたのかもしれないwww

 

ここで、大しくじり②:補給食を家に全忘れwww

これはもはややる気0レベルと言っても過言では無いレベルのしくじりであるwww

本来はスポーツ羊羹、マグオンなどを準備していたが忘れたのでマックスバリューで急遽補給食を買い占めた。

 

準備したのは羊羹×5、パンにチョコクリームを充填した物×3、ボトルは前日の試走で水を被らなくて良いと判断スポドリ700ml×2(一つはプラスマルトデキストリン500kcal、もう一つはエナジードリンク、合計カフェイン300くらいだったかな?🤔)

 

 

 

いよいよ出走受付を済ませ、スタートグリッドへ並ぶ、早めに行ったこともあり前から4~5番目に自転車を置くことができた。 当日の気温は12℃前後、昼頃になると気温もあがり晴れ予報であったがスタート時は曇り、番長の装備はサンボルト(半袖ワンピース)に指切りグローブ、カペル夏用インナー、カペル冬用ソックス、カブトR-1にスペシャアレス、に全身にイナーメオイルの(ウィンター)を塗りたくって参戦www 最初の10分ぐらいは全く問題なかったがレース開始時には完全に体は冷え切っていたwww

 

レースまで30分以上あったため完全に失敗www

 

出走前に、中尾さんとサミ〜って言いながら震えていると暖かそうなシャカシャカをきたジャイアンがきて『寒そうだな〜www』と煽ってきた・・・

来年は何か持っていこうwww ※出走前に受け取ってくれる人がいる前提だけどな!!

 

いよいよ定刻になり、レーススタート。

AGE別でスタートだが、全てのクラスがスタートし集団が1つになるまではパレードラン

その間もオート発熱機構(シバリング)が働き、自分の意図しないブレーキングが連発して死ぬかと思った😳

そして全てのクラスが合流し、スタートする。

 

番長の今回の作戦は

パノラマラインまでの序盤足を使わず温存。

パノラマライン、先頭集団は不可能、ペースで足の合う人達とパックを組む。

平坦区間は集団で過ごし、単独にはならないようにする。

最後の30km区間の登りは気合。

 

初心者なりに一丁前に作戦を立てて挑んだ

 

【0〜35km区間】

ここは、作戦ではあまり足を使わずなるべく温存する作戦。

しかし、2年ぶりの開催もあってかリアルスタート前から集団内は元気な人達が「我が我が」と集団前方に突進してくる。別になんて事はない右コーナーで急に前の奴が減速しながら急にコッチに寄ってきたw 番長は間一髪で避けたが、隣の人が避けきれず、側溝に落ちかけてバニーホップで回避していたwww 「すげ〜」と思ったがその人は草むらの中に消えていった。

リアルスタート前から戦争が始まっており、終始気が抜けね〜な!!と思っていると

後ろから血眼になって上がってきたおじさん達にスペースを取られ、一気に番手を落としてしまうwww 後ろからケツを突かれて、ん!?なんや!?と振り返るとジャイアン(中鶴さん)が「うい〜!」といいながら左側から上がっていった。

よーく、集団内を観察すると人が上がっていくラインと下がっていくライン、前に上がれなかったフラフラとする人たちがいる場所があった。 前に上がれず固まっている箇所に行くと巻き込まれそうなのでココは足を使ってでも先頭に行くべきと判断、すぐさまジャイアン(中鶴さん)の後ろにつき先頭付近まで戻ることに成功。

他の上位入賞者のレースレポートを読んでもパノラマラインまでは特に上げ下げもなく淡々とレースが進んだ。

 

的なことを書いていたがそんな事はない!!www

淡々というのはl2〜3レベルのことやww 小さなup、downでも優に5倍くらいは出ていたw

「コチラはVO2MAXなんですが〜?」と思いながら走っていたwww

そんなペースで登ったら4~5分でオールアウトしてまうやろ!!と感じた番長は登り4倍ほどに落とし、ダラダラと集団中盤まで下がり、ちょっとした下りでチョンチョンと踏んで先頭集団に戻る作戦に変えた。 下りでアドバンテージがあることが前提だが、前日の試走&コースマップをガーミン大先生に読み込ませていたお陰で、コースレイアウトは全て把握していたため全てノーブレーキで突っ込むことができた。

 

途中、緩い右コーナーで一番アウト側からごぼう抜きしていると、イン側にいたヒョロガリがユラユラとコッチへ向かってきているでは無いかww

 

『おい〜!!!』 死ぬ気で避けたwww

 

間一髪で追突は免れたが、思いっきりケツにエルボーをブチかましてしまった。

「危ねーだろ!! 誰やねん!!」と思ってガン飛ばすとGregだったwww

「あ、グレッグゴメンね」と謝っておいたwww

※聞こえていたか分からなかったのでレース終了後も会場で再度誤りにいったwww

この区間でレース最高速度をマークしていた ※87.6km エアロロードなら90kmは出てたな!!

その後も、ホットポイント手前の左コーナーで人が落ちていたりと、集団が大きな間は違う神経をすり減らしながら走ることになり、メチャメチャ疲れたwww

 

結果的にそんなに足を使うことなく前方付近で居られた気がする。

 

【35-75km区間】

いよいよ本コース最初の難関パノラマラインのお出ましである。

傾斜的には7%前後の地味〜にダラダラとした登りが続くデブにとっては辛いコースであった。今回はレース前から山番長が多数参加していることからココで一気にセレクションがかかり集団の数が減るだろうと全員が予想していたことだろう。

登り始めから5倍近い数値が出ており、早くも第1集団、第2集団と分裂が始まっていた。

番長は4~4.3倍を目安に、集団に着いていく事は完全に諦めて登坂開始。

登り始めてから、自転車に乗り始めてからの自転車仲間である、筋肉ブロガーこと「ユウさん」とドッキング、ペースで行こうと紳士協定を結び二人でローテを回しながら登ることに、途中落ちてきた人間を吸収しながら10名ぐらいで登った。

全員苦しそうでローテはユウさん、番長、後2名ぐらいでKOMポイントを通過。

 

この時点で第1集団4分差、第2集団1分差とマーシャルから聞く。

恐らく、登り終わりでは皆んな足を休めているだろうから下りを全開で踏めば平坦で追いつくだろうと下りで全開アタック開始。

「アイツと下ったら○ぬぞ〜、やめとけやめとけ〜」と聞こえた

※多分ユウさんが言ってたはず🤔

 

案の定、一人で下ることになったが唯一1名同カテゴリーの選手が着いてきておりソコソココーナーも安心して見てられたので二人で全開で前を追う流れ。 綺麗にローテも周り降り切ることに成功。

※偶然にも写真を撮っていただいておりました🙇‍♂️ photo by nobuhiro toya

 

下り終えると、前方から落ちてきたでろう2名とドッキング、「前は20秒差だよ!」

と聞き4名でローテーションを回し、恐らく第2集団と思われるグループに合流することが出来た。

ここで、大分人数が減ってきておりある程度走行ラインに自由度が増してきたため、補給を開始した。

この時点で、走行距離は80km近く、走行時間2h、消費カロリーは2000kcalに達していた。

今思うと、ここから補給開始が完全に遅く、失敗であった。

 

【75-90km区間】

ここまで、下り区間で結構足を使っており、しんどくなってきたな〜と感じる程に、意地でも先頭交代は加わらない程で集団後方をヒラヒラをウロつくwww

途中始めの補給ポイントが登場し、今回はコロナ感染対策のこともありペットボトルにて受け渡し、番長は1、5本分スポドリが余っていたためココでの補給はしなかった。 しかし、集団前方から取り損ねた新品のペットボトル達が突如目の前に現れたりして、マリオカートのアイテム状態であった。

※捨てる区間で投げた空のボトルが選手に当たってコッチに向かって飛んできたのは一番焦ったwww

 

平坦区間は集団内で、過ごし新設された10km区間、小さなupdowngが続くポイントへ。

 

ここで今までの負債が一気に体に押し寄せる。

恐らく、30秒も登らないであろう、小さい丘の入り口で右足が攣る。

人生で1回しか攣ったことがない番長は焦るwww

「こ、これが攣るってやつか〜!」 痛いとか苦しいとは感じなかったが足が全く言う事を聞かなくなったので焦る、 「やばい集団に遅れる!!」

 

「ええ〜い、出でよ黄金の左脚〜!!」

 

踏み〜

 

バキーン。

 

左脚もご臨終となった、、、

 

ここで、番長の夏は終わった、、、

 

先ほど、下りでローテーションをしていた選手も同じタイミングで遅れ、2名で残りの平坦区間を消費する。 若干体に力も入らなくなってきており、ローテーションも番長数秒、もう一人が数分引くというオンブに抱っこ状態。

何度かコーナーの立ち上がりで遅れるも、追いつくまで待っており非常に助かりMAXであったwww

 

【90-ラストまで】

120km地点までは2名でローテーションを行い、遂にラストの3段坂へ突入。

足は攣るし、腹は減るしで登りではどんなに頑張っても3倍しか出せない状態になっていた。

攣ったタイミングから急いで補給を行い始めたが時、既に遅し固形は全く体が受け付けず、羊羹がギリ。 仕方なくスポドリに溶かしたマルトデキストリンに頼りなんとか息を伸ばす。

 

ローテーションをしていたが、登り区間でココまで一緒に頑張ってきたもう1名が遅れてしまう。

 

脱水、ハンガーノックのダブルパンチを食いながらヨロヨロと登っていると第2補給所が現れる。 ボトルの中身もほとんど飲み干してしまっていたため、水を1本受け取る。

走りながらボトルに詰め替え、捨てるポイントを通過してしまったため、背中に空ボトルを入れ走行開始。

ヨロヨロ登っていると後ろから「石川く〜ん」と満面の笑で

北浦こと僧侶さんが追いついてきた。

集団復帰した小野田 坂道バリの笑顔だったのを覚えている。

 

僧侶さんは見たこともない黄色の新品バイクに乗り換えていた。

「いつ買ったんだろう。」

とか、脳死した状態で僧侶さんにパスされるw

※ただのMAVICバイクwww

 

その後、黒鬼(中尾さん)が追いついてきた。

黒鬼「もうすぐ山頂だよ!! 後ろ着いて!!」

バキバキになった足とフラフラな脳みそで頑張って着いていくことに、登り終えて、右に曲がると更に登りは続いていた。

どうやら、新手の詐欺にあった模様。

中尾さんにもパスされ更にヨロヨロと走る。

 

ここで、パノラマラインの下りで飛び出した筋肉ブロガー率いる小集団にもパスされた。

 

そして最後に、今回旅の同行メンバーであるTTスペシャリストの佐藤さんにもパスされる。

 

残り20kmからゴールまでの間に50人ぐらいには抜かれた気がするwww

 

残り10kmからは本当に地獄だった。

今まで生きてきて一番キツかった。 もう、諦めてもいい、誰か俺を◯してくれ〜

と思いながら走っていた。

残り10kmはほぼ地面しか見ていない、、、

体は寒くなってきて、足は動かず、平坦でも15kmしか出せず。

もはや自転車に乗っているのが奇跡の状態であった。

しかし、後ろから「MAIYO頑張れ〜!!」や沿道から色んな人が励ましてくれた甲斐もあり、なんとか完走することに成功した。

 

こうして、番長の初めてのロードレースはまさかのハンガーノックという形で終わることになった。 ギリ完走したけどね!!

 

やはりロードレースはフィジカル、戦略、自己管理能力、全ての総合点が高くなければ上位に食い込めないと痛感した。

沖縄の小さなクリテでちょっと強いからと言って全国レベルのレースに出ると、まーこんなもんである🤣

レースに向けてのコンディショニングや前日からの食事など大きな収穫があったので、今後のレースの糧にまだまだ特訓しなければならないといい刺激になりました。

 

 

 

 

お世辞にも、全員に勧められるような生半可はコースではない

150kmも走り3000m近くも獲得標高があるのだから。

それでも、6月北の北海道、11月南の沖縄と国内最高峰のホビーレースの醍醐味を味わえた気がした。

年に1度、自分の脚試しとして挑戦してみては如何でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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